自己調節機能のバランスを整える

私たちには、あらかじめ自己調節機能が備わっています。自己調節機能とは、自分にとって必要なものを無意識のうちに選択する事で、そのニーズを満たす機能です。例えば、体内に水を取り入れる必要がある時には喉が乾いて水を飲むようになっています。この自己調節機能は私たちの心にも備わっています。この自己調節機能がバランス良く機能しているのであれば、貴方はどうする事が貴方にとって一番最良であるかを無意識のうちに知っているのです。

ですが、私たちは同時に「こうするべき、こうするべきではない」という無意識のうちのルールを沢山持っています。例えば「私は友好的であるべきだ。私は人に迷惑をかけるべきではない。私は嫌われてはいけない。私は前向きであるべきだ。私は何かを達成するべきだ。」など、例えを挙げるときりがないでしょう。私たちはこういったルールを、親や学校、友人やメディア、その他様々な環境から学びます。こういったルールは自己抑制や何かを成し遂げる時に必要なものではありますが、盲目的に信じてしまっているルールのせいで、自分をがんじがらめにしてしまっている事もあります。「こうするべき、こうするべきでない」というルールにがんじがらめにされると、自己調節機能が上手く働かなくなってしまいます。自己調節機能のバランスを整えるには、盲目的に信じてきたルールをもう一回査定し直す事が大切です。貴方にとって本当に必要なルールは何なのか、又、貴方の自然なエネルギーの動きを妨げてしまっているルールは何なのかという具合にです。

私たちのセラピーでは、この自己調節機能の働きを整え、貴方の潜在的な自己治癒力を活発にする事を目指します。