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セラピースタイル

ここで行っているセラピーでは、部分的な問題だけに注目するのでなく、貴方自身を包括的に捉え心の成長を促す事で、貴方の問題の改善は勿論の事、貴方の本来持つ強さや輝きを引き出す事を目的としています。

私のサポートは貴方が何に悩んでいるのか、今現在どのような人生のステージにいるのか、貴方がどのような個性を持っているのかなどで変わってきます。

ですが、私がどのような事を大切にしてセラピーを行っているのかを、5つの例でお伝えしていきます。

 

 

新しい対人パターンの中で自分を経験し直す

私が大切にする事の一つは、クライアントが安心してセラピーの過程を進む事ができる、セラピストとクライアントの関係性です。

私たちは人間関係の中で他人を理解すると同時に、自分がどういった人間なのかを理解しています。そしてこの人間関係のパターンというのは人それぞれです。貴方には貴方の人間関係のパターンがあると思います。愛着論によると、こういった人間関係のパターンは、乳児の時から幼少期にかけて、主に面倒を見てくれる保護者(母親、父親、祖父母など)とどのような関係性を持ったかに深く関わっていると言われています。本来の自分を受け入れてくれる保護者と心から安心できる関係性を育む事ができる場合、その保護者を「心の安全基地」として捉え、その上で自分自身や世界を探求していきます。逆に。。。


「本当の自分」の成長を促す。

イギリス人の精神科医、ドナルド・ウィニコットは「本当の自分と偽りの自分」という概念を以下の様に説明しました。「本当の自分」とは、自然にありのままの自己表現が出来る自分の事で、この「本当の自分」が成長する事によって、私たちは自分自身や周囲の世界と健全に繋がる事ができます。逆に「偽りの自分」が成長してしまっている場合、あるがままの自己表現は妨害されがちです。「偽りの自分」が優位にある場合、私たちは周囲が自分に何を期待しているか、また周囲が自分にどう振舞って欲しいのかによって、盲目的に自分の感情や行動を選択してしまいます。他人を喜ばせる為、他人から評価を受ける為に行動し続けてるうちに、本来の自分らしい感情や行動とは切り離され、周囲の世界とも健全に繋がる事が難しくなってしまいます。

ウィニコットは、早期の発達段階における保護者との関係が。。。

自己調節機能のバランスを整える

私たちには、あらかじめ自己調節機能が備わっています。自己調節機能とは、自分にとって必要なものを無意識のうちに選択する事で、そのニーズを満たす機能です。例えば、体内に水を取り入れる必要がある時には喉が乾いて水を飲むようになっています。この自己調節機能は私たちの心にも備わっています。この自己調節機能がバランス良く機能しているのであれば、貴方はどうする事が貴方にとって一番最良であるかを無意識のうちに知っているのです。

ですが、私たちは同時に「こうするべき、こうするべきではない」という無意識のうちのルールを沢山持っています。私たちは。。。。

包括的な自己容認

私たちは自己の中に様々な異なる”性質”を持っています。例えば、シャイな性質だったり、勇敢な性質だったり、怒りっぽい性質だったり、考えすぎる性質だったり、優しい性質だったり、心配性の性質だったり。私たちの持つ性質は一つではなく、相反する性質のものも同時に持っています。どの性質も私たちを形成している大切な要素です。ですが、私たちは自分が好ましくないと感じる性質は無意識に抑圧したり否定したりする傾向があります。無意識のうちに抑圧されたり否定された性質は表に出ようとするので、そこで葛藤が生じます。こうした盲目的になされている抑圧や否定は。。。。。


今ここで。ーあるがままの感情を体験する

私のアプローチは、大部分が AEDP (Accelerated Experiential Dynamic Psychotherapy) に基づいています。AEDPでは、セラピールームで正にその時に起きている感情の変化や、身体的に感じることの変化をとても重視しています。理論的な理解もセラピーには必要な要素ですが、実際に深い感情やそれに共なう身体的な感覚を体験せずに本当の変化を望むのは困難です。このセラピーでは、貴方のあるがままの感情体験そして、それに伴う身体的な感覚の体験を、安全で温かい関係性の中でサポートしていきます。このプロセスは、私が一方的に貴方をそこに導くのでなく、貴方のペースに従い、私と貴方が協力的に行っていきます。

同時に、私はマインドフルネスの概念をとても大切にしています。マインドフルネスは。。。。。。